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校正時のチェックミスを防ぐ、3つの基本

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こんにちは、ディレクターの小林です。

WEBディレクターに向けた、校閲・校正シリーズ5回目。

テストアップ時にチェックをしたにも関わらず、
「ここ違います」と指摘されてしまうことがありませんか?

指摘された箇所を見ると確かに違う。でもでも確認したのに!? なんで~?…と、いう経験の
1つや2つや3つ…、あると思います。
そんな凡ミスを防ぐための3つのポイント。
これさえ守れば、穴を掘って埋まりたくなるような恥ずかしいミスを防ぐことができます! よ。

  1. 校正対象のページはプリントアウトをし、朱字はプリントに書き入れる。
  2. リンクチェック、ALTチェックの結果も、きちんとプリントに書き入れる。
  3. 制作陣に、朱字を直したら、プリント上の朱字にマーカーで✔を書き込んでもらう。
    さらに、自分が直っているのを確認した際、別の色のマーカーで✔を書き込む。

文字にしてみると、すごく簡単で、やってて当たり前と思えるんですけどね。

大量のページを確認する際、プリントすること自体が手間で時間がかかるので、
ついつい、「画面上で校正して、何か問題があればプリントして朱字を書き込もう」とか、
朱字が少なければ「メールで修正指示」と思ってしまうのですが…。
「画面上でのチェック&メール本文で修正指示」は色々問題があります。
いくつか上げると
 ・原稿を横に並べて付け合せることが難しい。
  その為、原文と出来上がりのページの付け合せ時に視線の移動距離が長くなる = ミスが増える。
 ・目が上滑りしやすい。
 ・「見て問題なかった場所・確認済み」のメモ書きができない。
です。
校正をする際、「間違いを正すこと」だけでなく、
「間違っていなかった記録」を残すことも大事です!!!

特に、原稿のと付け合せだけではチェックしきれない、リンク・パン屑・title・altなどは
後々「ここ、確認したっけ?」と、記憶があやふやになり不安に苛まれます。
リンク箇所や、画像文字の横に✔が入っていたり、
「リンク屑確認済み」「ALT確認済み」と記載されていれば
制作担当者にも「テキスト以外も確認済みで、ミスなしだった」ということが伝わります。

制作担当者に、修正済みの箇所に✔を入れてもらうのも大切なポイント。
直し忘れによる再依頼の無駄なやり取りを軽減でき、さらに自然とダブルチェック体制になります。

また、万一先祖返りなどという恐ろしい事態になったときにも、
校正紙を手がかりに再度直すこともできます。

ファイル数が何百ページとあるようなサイトの場合、
毎回「画面上で校正でもいいのでは…」と思うのですけどね…。
エコ的観点からも「キャプチャ撮ってそれに朱字を入れよう」とか考えるのですけどね…。
結局、「手早く」「効率的に」「ミスを防ぐ」には、プリントして朱字入れをするのが、
私としてはベストだと思っています。

でも…やっぱり、紙はもったいないですよね。
なので、
・社内校正は、毎回プリントするのではなく、
 最初にプリントしたものに1校・2校・3校とペンの色を変えて書き重ねる。
・テストアップ連絡後のクライアント戻しの朱字は、メール指示で対応。
 メールを追いかけられないほどのボリュームの場合は、それらをエクセルの表にして管理。
にしてます。

まあ、ともかく、未だに「紙は最強!!!」ってことで。