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MGAスタッフブログ - マックグラフィックアーツスタッフの不定期ブログ

マラソンと仕事、もしや似たもの同士?

スタートから5kmくらい。人が川の流れのように~♪(ほぼ最後尾より撮影)

スタートから5kmくらいでみんなまだ元気いっぱい。壮観です。川の流れのように~♪(ほぼ最後尾より撮影)

こんにちは、ディレクターの橘田です。
先日に続いて、ジョギングネタでお送りします。

#経験者の方には「いまさら」なことも多いかと思いますが
#体育会部活経験ほぼゼロの人の気付きなので、ご容赦ください…。

■かなり無茶なフルマラソン参加…

ジョギングを始めて2年目の夏。
同じくジョギングを趣味としている私の兄が「秋にフルマラソンに出ないか」と誘ってきました。
当時、私は10kmのレースには参加したことがありましたが
それ以上の距離を走ることはほとんどなく、
その年か翌年はハーフマラソン(約21km)を目標に…と、ぼんやり考えている程度でした。

ただ、初めて走った10kmのレースも、「無理無理!」と思いながらエントリーしてしまい、
結果なんとかなった、という経験から
とりあえずエントリーしてから考えろ、と勢いで申し込んでしまいました…。

 

それにしても、日程が近づくにつれ不安が広がります。
その頃、1日の最高走行距離は20kmくらい。
本やブログでの経験談を読んでも、
自分がどの程度のものなのか客観的にわからないので、
本当にこれでいいのか、と不安だらけでした。

 

そこで、思い切って、ちゃんと教えてくれる人を探すことにしました。
こちらの個人コーチのマッチングサービスを利用しました。
Cyta.jp

幸い、いい先生とめぐり合い、
それから大会までの2ヶ月間ほど、短期集中でいろんなことを教えてもらいました。
(先生にも「かなり無茶するねー」といわれましたよ…)

 

■特に心に残っているのは、こんな言葉

「走った距離の分で、フルのタイムが決まるよ」

これは練習した分だけ、自分の記録に跳ね返るよ、ということ。
※持久力のない初心者の私向けのアドバイスなので
ある程度走れる人の場合は、<走行距離=タイム>ではないと思っています。

 

「つらいときはあご引いて胸張って!」

疲れてつらくなると、あごが上がってしまいがちです。
あごが上がると姿勢が悪くなり腰が引ける。
結果もっとつらくなるのです。
なので、つらいときほど、ぐっと前を見据えて姿勢正して!といわれました。

 

「自分の足と相談して、計画的に走る」
「“完走”じゃなくて“ゴール”を目指しなさい」

マラソン選手は何も考えずにただ42.195kmを走っているわけではないのです。
ものすごく戦略を立てて、走っているそうです。
(私はずっと誤解しておりました…)
とにかくフルマラソンはものすごい長いです。
距離も長いですが、特に、私のような超超初心者は制限時間いっぱい、6時間かけて移動します。
(世の中には、さらっと4時間くらいで走っちゃう初心者もいるみたいですが…)
がむしゃらに走っても、途中で沈没してしまいます。
なので、”完走”ではなく、歩くことも含め、ゴールを目指すといい、といわれました。

ただし、疲れたら歩く、ではだめです。
疲れてしまったあとでは、その後が続かなくなってしまうからです。
走力も体力もない初心者がゴールにたどり着くために
「(疲れが出る前から)どのタイミングで、どのくらい歩くか」もきちんと計画します。

およそかかる時間も考えます。
ざっと6時間。ふつうでもお腹が減ってお昼ご飯を食べる時間をはさみます。
さらに走ることで、ものすーごーくカロリー消費するので、
お腹が空いてスタミナが切れて走れなくならないように、いつ、なにを食べるかも考えます。
これもお腹が減ってからではだめで、減ったことを意識する前に補給しないとだめです。

それらの計画をできるだけ守って走ることが、ゴールへの道なのだそうです。

 

■あるとき練習中に気付いた

上り坂を走っていてつらいとき、「あご引いて前に前に」とつぶやきつつ走っていたときです。

そのとき「あれ、なんか同じだなー」と気がつきました。

ちょうどその頃抱えていた案件で、キツイ仕事がありました。
キツイ・面倒な仕事って、ついつい及び腰になりがち。

それより背筋伸ばして前向きに問題点を洗い出してしまったり、
あるいは、まずは手をつけて把握してしまったりしたほうが、後々絶対楽になるのです。

 

■計画的に進める。そして自分の努力や経験が跳ね返る。

サイト制作案件がフルマラソンだと考えると、
制限時間内にゴール(多くはローンチ)するためには、いつどんなタイミングでなにが必要かを計画することが大事。
大型案件であるほど、計画性は重要です。
そして、それまでに自分が得たスキル・経験値が高ければ高いほど、仕事を進めるのに有利になってくる。

あれ。これもなんだかとても似てます。

 

■仕事術とはちょっと違いますが

ジョギングすれば仕事ができるようになる、というのとは違います。
でも、共通点って結構あるんだなあと、そのとき感じました。

「フルマラソン」を漠然と考えているときは
われながら途方もないことを始めてしまった…、とかなり暗い気持ちだったのですが
知識・経験を得て、計画して積み重ねることが大事なんだな、仕事といっしょじゃん。
と、なにか自分の知ってるものに例えられると、ちょっとだけ気が楽になりました。

あと、「これは無理だー!!!」と思ってもチャレンジしてみること。
高めのハードルを設定することで、自分がなんとか追いつこうとするのも同じだなーと思いました。

 

昨年参加したしまだマラソン。スタートをくぐる直前の図。

昨年参加したしまだ大井川マラソン。スタートをくぐる直前の図。

ちなみに、初回参加結果ですが、
計画通り随所でウォーキングをはさみながら進み、
予想どおり、6時間を超えて、それでもなんとかゴールテープを切ることができました。
よく「人生観が変わる!」と聞きますが、それは変わりませんでした(笑)。

 

それ以来、年1回、お祭り的に参加しようと決めています。
今年もどこかでフルマラソンを参加したいなーと、いろいろな大会をチェックしている最中です。
(人気のある大会はすぐに定員オーバーになってしまうのです…)
今年で3度目。はたして今回はどんな結果になるでしょう?
またそのうちご報告したいと思います!