明けましておめでとうございます。デザイナーの市川です。
今年は3月1日(土)に開幕する2014年度のJ1リーグ。1月中は各チーム(全18チーム)で新体制が続々発表されています。まだ(このブログを書いている時点では)、移籍ウィンドウは閉じていないので今後も動きがあるかもしれませんが、今年のJ1リーグの移籍に関することを、とりとめなく書いてみようと思います。
今後も動きがあるかもしれないと書いたのは、2010年W杯得点王のフォルラン(ウルグアイ)がセレッソ大阪に来る!かもしれないという噂があるからです。正式にオファーはしたらしいですが、このブログが出る頃には結果が出ているはず。そして、もし加入するとしたら、今を時めく柿谷曜一朗と組むことは必須。機能すれば面白い攻撃が観れるでしょう。
それに昨年の代表での活躍で人気を得た柿谷を観る(応援する)ためにセレッソの試合に集まった女性たち、いわゆる「セレ女」に加え、ワールドクラスのプレイを観るために集まった「セレ男」も増えるかも…。
今年の移籍情報の一覧はJ’s Goal(Jリーグ公認のファンサイト)で分かりますが、大モノと云われるような選手の加入は(今のところ)今年も特にありません。そういう選手(元ブラジル代表とか南米系が多い)はここ数年、資金が豊富な中国に行ってしまいます。
逆にベテラン級の日本人選手が、タイなどの東南アジアに数多く移籍しているのは例年にないことです。これは東南アジアの経済の向上で支払えるサラリーができたことと、日本のJ2リーグ以下のチームではそれが難しいことが理由の一つに考えられます。もちろん日本人のサッカースキルを求めたオファーであることも確かです。
タイミングよくこんな記事が公開されていました。
増加するタイ移籍する選手 その背景とは
変わり種では、昨年のJ2プレーオフを勝ち抜きJ1に初昇格した徳島ヴォルティスにクレイトン・ドミンゲス(ブラジル)が加入しましたが、この選手は柏レイソルのレアンドロ・ドミンゲスの弟です。顔がそっくりで、走る姿もそっくり。プレイスタイルもそっくりとのことです。2011年、JリーグMVPを穫った兄とそっくりな活躍をして、昇格したばかり(そして低予算)のチームを助けることができるでしょうか。
あと、今年は代表級ゴールキーパーの玉突き移籍が起きました。
時系列はこの順番ではありませんが、
アルビレックス新潟(東口順昭/代表招集歴あり)
↓ ガンバJrユース出身
ガンバ大阪(藤ヶ谷陽介/代表経験はないが2005年から在籍)
↓ 契約満了・磐田東高出身
ジュビロ磐田[J2](川口能活/以前の代表守護神)
↓ 契約満了
FC岐阜[J2](今年からラモス瑠偉が監督)
もうひとつの流れは…
ベガルタ仙台(林卓人/代表招集歴あり)
↓ 古巣復帰
サンフレッチェ広島(西川周作/最近では代表でスタメンになることも)
↓ 恩師を慕って?(あとも年俸もだいぶ上がったとか…)
浦和レッズ(監督のペトロビッチは2011年まで広島の監督)
このような移籍が起きてしまうのは、ゴールキーパーが如何に重要なポジションかを物語っています。特に代表級が移籍となれば、この動きは必然だったのかもしれません。
新たな監督の注目株としては、FC東京にJリーグ初のイタリア人監督、マッシモ・フィッカデンティが就任します。長友佑都をイタリアに呼んだ監督でもありますが、どのような采配を見せてくれるでしょうか。
また、ベガルタ仙台は、U-22代表監督に招聘された手倉森誠の後釜として、オーストラリア人でありオーストラリア代表監督でもあったグラハム・アーノルドが就任します。1997〜98年にはサンフレッチェ広島での選手歴があります。
そして、グランパス名古屋は、柏レイソルとガンバ大阪で一時代を築いた西野朗が就任します。GMの久米 一正とはJリーグ以前(JSL時代)から日立で選手同士、柏レイソルではフロント(強化部)と監督という関係だったので、今後どうなるかも楽しみです。2002年にはフロントとして監督解任もしましたが、そのわだかまりはないでしょう。昨年は2人でトークショーをしているくらいなので。
「ダイジェストだけのサッカーは、終わりにしよう」というスカパーのCMが最近ありましたが、僕はこのコピーに共感しました。既にスカパーと視聴契約しているからかもしれませんが…。ただ、地上波でも時折(ホントに時折…)Jリーグ中継がありますし、今年はW杯イヤーでもあるので、興味と機会があればどうぞ!