「そなエリア」行ってきました。
面白かったです!
日本ならではというか……地震国、しかも超過密人口密集地に「近年中に確実」に大地震が起こると予測されている、日本ならではの施設だと思います。
ビックサイト近くにあるこのエリアは、以前は広大な駐車場でしたよね。
そこに「がん研有明病院」ができたのは知ってましたが、そのお隣に防災体験学習施設を含む東京臨海広域防災公園が2010年7月に完成してたみたいです。
阪神淡路大震災の教訓を踏まえて作られた施設で、平常時には防災学習施設のある都市公園。
災害発生時には首都圏広域の現地対策本部として機能するという、戦隊もの的ワクワク感のある設定の隠れ基地です!
とてもよく出来た施設で、地震をリアルに感じることができます。
体験者は、デパートのエレベーターの中で地震に遭遇するという設定。
揺れが収まった後、停電で真っ暗な中を誘導されて外に出ると、そこには一瞬で変わり果てた街の姿が……。
作りとしてはリアルではないのですが、震災を実際に経験している私たちからすれば、記憶が補完しているのか十分リアル感があります。
でも、ニンテンドーDSを端末として操作するせいか、サイトの中に紛れ込んだみたいなデジャブ感……。
サイトで作るとこんな感じ?
「WEBサイトで同様のものを作ると○○○万円くらいかな」
「……この施設はいくらかかってるんだろう?」
「来場者数と、WEBサイトにアクセスする人の人数で割ると、費用対効果はどっちの方が大きいんだろう……」
とか、つらつら考えてしまいました。
でも、この「体験感」はサイトでは得られないと思います。
やっぱり、空気感・リアル感は実物大であればこそ!
画面の中だけのWEBサイトにはない感覚がありました。
体験が終わったら、72時間生き抜くための具体的なアドバイスが詰まった空間へ。
イラストとデザインがポップでかわいいです。
「大災害」「被災地」「どうにか72時間生き延びる」というシビアな現実を語るには、これくらいの客観的な距離感が個人的にはいいと思いました。
大災害時の都の司令室となる「現地対策本部」も窓越しに見ることができます。
天井が高い!何か格納するつもりなのかと疑うほど高い!
正面に見えるのはデッカイモニターと、その左右に48コのサブモニター!
2011年の震災の際には、実際にどう機能したのか気になるところです。
ぜひ一度、ご家族、友人と一緒に体験することをおすすめします。
地震のことを振り返る切っ掛けになりますし、なにより面白いですよ!
防災体験学習施設「そなエリア東京」
首都直下型地震の発生から避難までをニンテンドーDSを使ったクイズに答えながら、地震発生後の72時間を生き抜く知恵を学ぶ「東京直下72h TOUR(ツアー)」、震災アニメ「東京マグニチュード8.0~東京直下72h TOUR~」を上映している「映像ホール」、世界の防災用品や各種防災ゲームが展示されている「防災ギャラリー」などがあり、防災に関する知識や技術を体験・学習を通して習得することができます。