奈良の大仏、鎌倉の大仏は有名ですが、では『日本で３番目の大仏は？』となるととたんに難しくなる訳で。歴史的にも格式的にも圧倒的に２強なんだそうです。
逆に言うと「ウチの大仏が３番手！」と自称する大仏が日本各地にあります。
今回はその中でもわりと有名な「岐阜大仏」を紹介します。
岐阜大仏は岐阜城のある金華山のロープウェイ乗り場から歩いて10分しないくらいのところにあります。
朝は９時オープン。30分以上早くついてしまったのですが、近くに名古屋の有名な喫茶店チェーンのコメダ珈琲があったのでついでに満喫。
コメダ珈琲側から見た大仏殿。ロープウェイ乗り場から歩いていくと、いきなり（あっさり）あります。建物が道路ギリギリに建ってるし、装飾的に寂しいし、なんだかなぁと思ったのですが・・・
逆側から。こちらが正面。第一印象が大事だと思うので、できるだけこちら側から臨みたい。
大仏は乾漆仏では国内最大！ちなみに奈良さんと鎌倉さんは鋳造仏（ブロンズ像）です。乾漆像で有名なのは興福寺の阿修羅像とかですね。簡単に言うとハリボテです。ハリボテの岐阜の大仏さんは13.63m！（ちなみに奈良14.7m、鎌倉12.38m）
サイズだけなら２大大仏と充分勝負できます。
お寺の名前は正法寺（しょうぼうじ）。大仏ができたのは天保3年4月（1832年）。ちなみに坂本龍馬が天保6年（1836年）生まれ。
殿内は大仏の周りをぐるりと一周するような構造です。何体もならんだ仏像とホコリっぽい展示物がしばし時間を忘れさせてくれます。背中側にある過去の観光ポスターの写真がとても大仏さんをカッコよく写していて、その広告が世に出ていた当時の盛り上がりがどれほどのものだったのかを想像してしまいました。
●良いところ
行くまでは正直なところ「微妙だろうな…」と思っていたのですが、現物の大仏は大きさからくる威厳はもちろん備えつつも親しみの持てる、少し朴訥とした雰囲気で親しみやすい、親戚の兄ちゃん的な（失礼言ってすみません！）、感じのいい方でした。
●残念なところ
周辺の環境（寺内）があまりいけてない点でしょうか。大仏殿がメインの寺で、敷地はそれほど大きくなくこれといった見所がないです。門前町みたいなもの、土産物、飲食店も特になさそうでした。コメダ珈琲ぐらい。グッズ好きなボクにとってはとても残念なポイントです。「ペーパークラフト岐阜大仏」とか「岐阜大仏Tシャツ」欲しいです。
もちろん、岐阜城（金閣寺）が近いので、セット観光はできますし、オススメです（あとコメダ珈琲も）。
以上、隠れた名所、岐阜にお越しの際はぜひ。
金華山からは濃尾平野が一望できます。気分はすっかり織田信長。
▼ 気になるリンク
・岐阜大仏のある【正法寺のホームページ】
http://gifu-daibutsu.com/index.html
・岐阜城がある、【金華山のホームページ】
http://www.kinkazan.co.jp/
・ちょっと一息入れるなら、【コメダ珈琲店】
https://www.komeda.co.jp/