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金星はちょっとぬるめな地獄

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英語だとVenus(女神)。日本では明けの明星とか、金星って美しいイメージで語られていることが多いです。私も金星の真実を知るまでは、、、

金星って実は500度の高温、濃硫酸の雨雲、90気圧というめちゃくちゃハードな環境です。
人間にとってはまさに地獄です。

さて地獄と言えば子どもの頃、仏教画の地獄って怖かったですよね。
あの地獄と比べてみましょう。

地獄の中でも最も地獄らしい炎熱地獄には以下の一文があります
「真っ赤に焼けた鉄板」
鉄板は温度によって色が変わります。
真っ赤な鉄板はだいたい850度ぐらい。
(もっと温度が上がると黄色くなります)

金星は最高で500度ぐらいなので、地獄よりは、かなりぬるい温度になります。
こんなちょっとぬるめの地獄に降りたった探査機がいます。
ロシアのベネラという探査機です。
環境が環境なので、15分ぐらいで壊れちゃったのですが、壊れるまで探査を続け様々な知見をもたらしました。

今はトラブル中ですが、日本の探査機がそんな金星の大気のヒミツを調べに行っています。
金星探査機「あかつき」