こんにちは。
11月より新たに加わったディレクターの松岡です。
以後、どうぞよろしくお願いします。
「趣味は何?」と聞かれて「弓道です。」と答えると、大体興味を持ってもらえるので、自分もまだ初めて3年しか経っていないのですが、MoHAブログのデビュー戦は弓道について書きたいと思います。
弓道
ご存知の通り、弓道は弓で矢を飛ばして的を射る競技なのですが、射方としての様式・型もさまざまな流派による違いがありまして、戦後になって小笠原流弓馬術礼法に代表されるこれらの流派の様式を取りまとめ、ひとつの様式を確立したのが現在の全日本弓道連盟でした。
弓矢自体は日本でもかなり古くから狩猟や戦の道具として使われましたが、縄文時代にはすでに現在の和弓の形が完成していたそうです。
(弓術としての様式確立は平安~鎌倉時代頃とされています。)
弓道では平安~戦国時代中盤まで戦闘に使われた弓矢とほぼ同形の道具を使いますので、武士の礼法に触れてみたい方はぜひ一度体験してみてください。
現在は生涯スポーツとしても弓道が注目されており、「筋力や体力が衰えても、若いモンと張り合えるのがいい!」ということで、弓を引き始める高齢者の方も増えているようです。
はじめるには
まずは、イメージでかまわないので、弓を引くポーズを取ってみてください。
多くの方が左手を伸ばして、右手をつまむような形にして、左胸から右胸の方向へ引きますね。
それは社交ダンスの1人プレイですよ(笑)
弓道の場合、上から引き下ろす感じで弓を引きますので、画像のようなポーズになります。また、弓の弦を引っ掛けるのは、右手の親指の付け根あたりです。
ここまで分かったら怖いものはありません、弓道が実際に出来る道場を探しましょう!!
ネットで探せば簡単に出てくると思いますが、家の近くに道場があれば、「未経験の初心者を受け入れているか」「道具のレンタルなどはあるか」を問い合わせて確認しておくのがよいでしょう。
弓道の道具は主に、弓・矢・弦・「鷹匠みたいw」とよく言われる「ゆがけ」というグローブのようなもの・道着 の5点が挙げられますが、これらを始める前に購入するのは大変ですので、ある程度のところまでは道具を貸し出してくれる環境が望ましいでしょう。
・STEP1
初めて道場に行くと、未経験者であればまずは「ゴム弓」というものを使って基本の稽古が始まります。
いきなり初日に弓矢を触らせてくれて、発射まで体験できると考えてはいけません。毎週1回道場に通うとして、1月ぐらいは延々とゴムを引っ張り続けるでしょうか…。未経験者の約半数が退屈すぎてこれで飽きて辞めてしまうようですが、ここはじっと我慢です。
・STEP2
さぁ、いよいよ矢をブッ放す時が来ました。
「巻き藁」というわらの束に矢を打ち込みます。ここで本物の弓矢の扱いや、射法をしっかり見につけましょう。
的に向かって撃つのはもう少し先ですが、ここでの鍛錬が後々ものを言いますから、しっかり稽古してください。この稽古が2ヶ月といったところでしょうか。
・STEP3
ここからは、ベテラン射手たちに交じって射場から的に向かって発射です。ここから先は大会参加や昇段審査など、イベントも目白押しですよ!!
だいぶ駆け足で説明しましたが、興味のある方は、是非お近くの道場を探してみてください。
体は動かしたいけど、キツいのはちょっと…、という方にもオススメです。
丹田に集中して体内の気を練成するので、健康に良いという説もあるとかないとか。
少しでも弓道に興味を持っていいただけると嬉しいです。
道場で撮影の際にご協力いただいた射手の方々、ありがとうございました。
それでは、次回もまたよろしくお願いします!!