ども、よしだです。
レコードの売上げがここ数年伸びてきているってご存知でしょうか?
音楽業界全体で考えるとニッチなマーケットでしょうが、普段デジタルな世界にどっぷり浸かっているせいか、オフの日はバランスをとるかの様にアナログ的な世界を求めてしまうボクにはとても気になる現象ですね。
そうです、ボクもレコードをせっせと購入している一人です。
レコード人気がでるのはマーケットが活性化していいんだけど、需要が伸びて中古レコードの価格が高騰するのは嫌だなぁ。。と身勝手な思いをめぐらせたり。
という訳で今回はイカしたレコードジャケットのグラフィックを紹介した本をボクの勝手なチョイスでご紹介したいと思います!
※ 邦、洋のロックのジャケットがメインです。
■ レコード・コレクターズ増刊 ジャケット・デザイン・イン・ジャパン
日本の邦楽ロックの名作ジャケットを網羅。様々な作家、当時の制作裏話などが面白いです。
個人的には椹木野衣さんがチョイスした5枚が気になります。
データベースとしても、読み物としても楽しめる本です。
■ 1000 Record Covers (Taschen 25)
パラパラと見ているとレコード屋で“ジャケ買い”している感覚にトリップできます。
時代的にもジャンル的にもオールラウンドな感じですがこうやって見ると1,000枚でも物足りないとおもいますね〜。
辞書感覚で使う感覚。まずは持っていたい本。
ただ、巻末のインデックスがちょっと分かりにくい。
ピチカート・ファイブで有名な小西康陽さんと写真、デザインとエロにマルチに活躍の常盤響さんによるお洒落コレクション。
おしゃれなカフェに飾られているような、かっこいいジャケットをながめたいならコレ。
一言コメントがとてもセンスよくてカッコいいです。
■ For the Love of Vinyl: The Album Art of Hipgnosis
レコジャケ界の大御所、デザインチームといったらこの人たち、ヒプノシスの作品を収めた作品集。
この内容で5,000円切る価格なら即買いおすすめ。
超有名なジャケットから、こんなのまでやってたんだ的なレアものも、アーティストで言うとLED ZEPPELINやPINK FLOYDをはじめ、ユーミンのジャケットもちゃんと載っています。
■ Factory Records: The Complete Graphic Album
ニューウェイブ以降のブリティッシュロックを語るには外せないFACTORY RECORDSのレコジャケコレクション。
とても英国的なお洒落さを感じます。
シンプルでクールで、でも印象に残る作品がいっぱい。
ピーター・サヴィルの初期の仕事っぷりが楽しめます。
■ Reasons to Be Cheerful: The Life and Work of Barney Bubbles
パブ・ロックやら初期コステロやら、秀逸な作品を残したデザイナー、Barney Bubblesの作品コレクション集。
いかにもイギリスっぽい、小粋なセンスに脱帽。
イアン・デューリーの壁紙ジャケをコンプリートしたくて・・・
みうらじゅんさんが提唱するフェロモンレコードのコレクション集。
フェロモンレコードって言うのはお色気満載なレコード(ジャケット)ってことでしょうか。
こうやってみると昔は以外とヌードに寛大だったのかなぁ?
みうらさんのコレクション道はホントにすばらしい。自分のフィールドでまとめあげるセンスに脱帽。
色んな意味で楽しめます。
みうらじゅんさんつながりで。確かインタビューが載っています。
パロディジャケットがいっぱい見られて楽しいです。
とにかく色々な人の、レコジャケに対する愛情が感じられる一冊です。
(デラックスエディションが出てたのか・・・知らなかった)
以上、本を見てレコジャケに興味を持たれたら、価格を高騰させない程度に是非レコードを楽しんでください!