先日また上野の科学博物館に息子と行ってきたのですが、
上野の美術館の辺りを通る時に息子が「あれ何?」と聞いてきました。
あれとはなんぞやと、指差す方向を見ると一体のブロンズ像。
「ブロンズっていう硬い石みたいので作った置き物」と答えると、
「何のカタチ?」と聞いてくるので
「槍を持った人じゃない」と見たまんまを返すと、
「なんであそこにあるの?」とさらに問われた。
その質問もごもっともで、
槍を持った人の置き物を建物の前に置く理由が全く見当たらない。
だって必要じゃないもの。
もしあんなものが自分の家、
もしくは誰かの家の前にいきなり設置されたら、
速攻でFacebookにアップすること必至である。
子供の眼で世の中を見てみるとおかしなものや事が山程ある。
マックグラフィクアーツのプリンシプル[行動指針]にも
”「なぜ?」をディテールする”というのがある。
どれだけ歳をとっても「なぜ?」と問う好奇心を忘れないようにしようっと。
ちなみに息子の「なんであそこにあるの?」に対しての私の回答は、
「なんか格好からいいじゃん」という、
親として全く格好良くない回答をしたのだが、
それに対する息子の返しは「変なの~」であった。
全く至極真っ当な感想であると思いつつ、
いつか君が色気づいてきて自分の部屋にアート的なものを飾った暁には、
同じ質問をしてあげようと思った次第でございます。