ども、吉田です。
先日、震災以来サボっていた自宅部屋の大掃除をしていて発見したのが、数点の自作マンガ。
浪人時代、10人くらいの友人に手紙と一緒にマンガを描いて、一方的に送っていました。
漫画家を目指していたわけではありません。ただ寂しくて、ヒマだったんです。
マンガはほとんど下ネタなので、お見せできなくて残念です。
そんな甘酸っぱいエピソードを胸に、今回は「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」展@東京都現代美術館に行ってきました。
夏。コンサートやらフェスティバルやら友人や家族で楽しむイベント目白押しですが、美術館も夏はキャッチーな企画が多くなりますね。
感想
・トキワ荘! 小さっ!
・二人ともすげぇ!
・ピンバッジ高っ!
トキワ荘! 小さっ!
トキワ荘 = マンガ界の神様たちが住まわれた社殿、なのですが、
「あれ、小さい?」一見、80%くらいの縮尺だと思いました。
でも100%っぽいんですよね。
外観の裏に、これまたリアルに再現した二人の部屋があったんですが、「狭っ!!」驚愕の狭さ。
部屋の広さがセミダブルのベッドくらいですよ。そこに小さな机(座卓)と小さな本棚が。
藤子不二雄の「まんが道」とかNHKドラマで見たイメージはあったんですが、まさかこんなに狭い部屋だったとは・・・
この狭さ、小ささを実感するためにもこの展示に来る価値はあると思いました。
二人ともすげぇ!
今さら言うことないんですが、二人の作品が日本のマンガ、アニメ、ヒーローものを支えてきたという事実を確認できて、改めてすごいなと思いました。
ちなみに以前、二人のマンガ入門本を読んだことあります。
石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫)石ノ森章太郎
http://www.amazon.co.jp/dp/4253172504
マンガの描き方―似顔絵から長編まで (知恵の森文庫) 手塚治虫
http://www.amazon.co.jp/dp/4334722636
石ノ森章太郎はとても親切というか、マンガに対し真摯な思いが出ていました。
一方手塚先生は勢いがあるというか、関西人だけども江戸っ子っぽい感じが面白かった気が。
(うろ覚えで済みません。)
ちなみに藤子・F・不二雄先生の入門書からはやさしい人柄が伝わってきました。
藤子・F・不二雄のまんが技法 (小学館文庫) 藤子・F・不二雄
http://www.amazon.co.jp/dp/4094043314
ピンバッジ高っ!
展示最後にある、展示特別ミュージアムショップでいろいろ物色。
ピンバッジがあればいつも買うのですが、ありましたよ39,900円(税込)。
手が出ませんでした。で、購入したのが最初の画像の貯金箱フィギュア(ページ最初の画像)。蓄光タイプは東京会場限定だそうです。
以上、カンタンですがレポートでした。
別に美術館に来なくてもマンガはどこでも読めます。
美術館で壁にパネル張りされたマンガを畏まって鑑賞するのには多少違和感を感じたりもしますが、もっとラフに捉えれば、スーパーの試食コーナーのように、色々な切り口から二人の名作をたくさん楽しめる、すごくいい機会でもあります。
手塚治虫、石ノ森章太郎ファンの方も、初心者の方も機会があればぜひ。
「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」は東京都現代美術館で9月8日までです。
(その後、広島や大阪など各地巡回)