「巨人X阪神戦ではありません。市長選です。」
どうも、マックグラフィックアーツ・デザイナーの榊原です。
週末、前回の選挙以降ネット界隈で噂の「投票用紙」を触りに行ってきました。
(本来の目的は「市長選に投票」です。念のため。)
投票所はいつもと同じく歩いて10数分の近所の小学校。
事前に家に送付されていたいつものあの紙を担当の方に渡せば、
代わりに件の投票用紙をゲットです。
1人分づつ区切られたボックスの中に入り、
机の上に投票用紙を置き、まずはまじまじと観察してみます。
パッと見は学校のテストなどで使われる上質紙の光沢が増した感じですが、
ひと撫でするとただものではないことが分かります。
ツルっとしているのに適度なしっとり感、
ちょっとこすっても指の油分でクタっとなることもありません。
備え付けのちょっと先が丸くなった鉛筆で、
いざ立候補者の氏名を記入するのですが、
これまた書き心地が良い!
鉛筆の芯が引っかかることも、
また滑りすぎるわけでも無く、
自分の力加減で思った通りの濃さで字が描ける。
また軽く折り曲げてみてもしばらくするとに元に戻る。
と、一通りの欲求を満たし投票箱へ行き、国民の義務終了です。
そして「この紙もう1枚頂けませんか」とは言いづらい、
粛々とした雰囲気の投票所を後にしました。
今回の投票用紙に限らず、
私達の身の回りにある様々な物や仕組み。
そのどれもが、
自分の目の前にある課題に心血を注いだ人達の努力とかかった年月の結晶であり、
そんなもの達のおかげで自分達は快適に暮らしていられるんだなぁと思ってみたり。。
誰かが誰かのために何かを作って、
それを使う誰かもまた違う誰かのために何かを作って。
お互いがお互いの生活を支えながらこの世の中は回っているということなのですかねぇ。
ちなみに、身の回りにある紙といえば、
映画化もした三浦しおんの「舟を編む」の作中での、
辞書の紙についての熱いやりとりはかなりグッときました。。
お暇があればぜひ読んでみることをオススメします。