はじめまして、宇宙・科学チームの森田です。
私は精神年齢は若いつもりですが、いわゆるおっさん世代になってきました。
年取ったと一番感じるのは目。
遠視の乱視、いわゆる老眼が少しずつ入ってきております。
年取ると目はどうなるの? 加齢による視力への影響はメジャーどころで2つあります。
・私がなりかけている老眼(遠視で乱視)
・視界の黄変化
「しかいのおうへんか?」 これは水晶体が濁ってしまい、見え方が変わってしまう現象です。
具体的には、オレンジ色の夕焼けの光で暮らしている感じになります。
(科学チームっぽく補足すると、”大気による短波長拡散”と、”水晶体による短波長の透過率低下”で、ざっくり似ていると言ってしまって間違いではない…はず)
代表的な問題は2点
・暗いと良く見えなくなる
・青が無彩色に近づく(オレンジの補色)
で、身の回りのデザインを見ると、この「視界の黄変化」への配慮がされていないものがたくさんあります。
実はこの写真は、とある都内施設のサインを加工したものです。
「視界の黄変化」と「乱視(老眼)」を擬似的に考慮しています。
男子トイレと車いすの存在がほぼ消えてしまいます。
(関係者の方が見ていたら、次年度予算で何とかして下さい)
現在、日本の人口の23%は高齢者です。
この比率は今後も当面増えていきます。
デザインを生業としている私たちにとって無視してはいけない数字だと思います。
以下の参考PDFが分かりやすいのでオススメです。
※参考pdf 高齢者にやさしい色彩計画 長野県建築士諏訪支部青年委員会 http://www.arcsuwa.com/committee/seinen/koureisyaniyasasii.pdf