新たなスタッフも加わり、会社らしくなってきたMGA。
案件も増えて、インターネットの仕事もMGAのメイン事業に。
この年、今も続く宇宙関連の布石となる案件が始まる。
そして、江川の中の[(元)天文部部長]の血が騒ぎ始めてしまった…。
●江川が振り返る当時の様子
紙媒体の案件を手がけながら、
手探りながらもインターネット事業も加速しながら動き始め、
MGAは徐々に会社らしくなってきました。
最初は江川の「面白そう!」で始まったインターネットの仕事でしたが、
この頃にはMGAの事業の柱となっていました。
そんな折、現在も当社の屋台骨を支えるチーフデザイナー・見永が入社しました。
先に入社していた女性デザイナーと2人合わせた女子パワーで、
今までは無骨な男所帯だった社内が一気に華やかになりました。
見永のさっぱりしていて楽しく裏表ない姉御肌な性格は当時から今も変わっていません。
そのキャラが反映されてか、見ていると自然とウキウキしてしまうような華やかなデザインは、
当時の江川が持っていない、真似の出来ないものでした。
そんな見永が加わり、MGAの提案力の幅はぐっと広がったのでした。
スタッフ増員という勢いを得て、
順調にインターネットの仕事の実績を重ねていったMGAは、
今現在まで続く案件の布石と呼べるような、
エポックメイキングな仕事をいくつか手がけることになりました。
1つ目はISAS(宇宙科学研究所)。
現在メインになっている宇宙関連の仕事のきっかけになったものです。
当時は、インターネットの仕事ができるデザイン会社、なおかつ
宇宙関連という特殊な世界の知識を持っている人は少なかったはずです。
この案件の話を聞いた時「そういや自分、高校で天文部の部長やってた!」と、
忘れてしまっていた[宇宙好きだった自分]を思い出して案件に臨みました。
(デザイナーになってからは刺激だらけで宇宙どころじゃ無かったかも?)
いろいろな条件が偶然にもピッタリ一致した、
まさに自分達にしかできない仕事でした。
2つ目はツーカー
(Tu-Ka:KDDIが展開していた携帯電話サービスのブランド)のリニューアル。
それまでは納品したら、そこでもうプロジェクトは全て終了するような
既存の紙媒体と同様の進行のものがほとんどでした。
そんな中、ツーカーは代理店主導の進行ではあったものの、
初めての大規模サイトリニューアル案件でした。
今まで経験したことのなかった、運用の業務も初めて始まりました。
この案件こそ、お客さんに寄り添いながら、共に歩んでいくという、
現在のMGAのスタイルの基礎となるものでした。
●この年の出来事
1月 見永入社