宇宙・科学チームの森田です。
今回は理科への愛情を紹介させていただこうと思います。
以前コンテンツ制作でシルクナゲット料理を作ったことがあります。(右の写真)
シルクナゲットとぼやかして表現していますが、まあ早い話蚕のサナギの料理です。(勝手にサナギの食材名をシルクナゲットと命名しましたので、ググっても出てきません。)
食用に自宅で飼育したのですが、食べちゃいたくなるぐらいかわいい!
(ホントに食べちゃったのですが…)
シルクナゲット幼虫の可愛いポイント
・フニフニ感(幼虫)
触った感じが絶品です。ものすごく柔らかくて危なっかしくて手で摘むことを躊躇するぐらい柔らかいです。きめ細かな肌はマシュマロとかを凌駕しています。
・ポリポリ音
脱皮前後以外はとにかく桑の葉を食べ続けます。夜中の静かな時間にポリポリポリポリ葉を噛み切る音が聞こえてきます。とても小さな音ですが、集団で食べているとしっかり聞こえます。
・きゅぽきゅぽ感
蚕には前足と後ろ足があります。
前足はしっかり掴まるために爪付きの足が6本あります。
でも最大の魅力はあの後ろ足です。(こっちの足は幼虫専用で成虫になったら無くなります)
吸盤みたいな小さな足がびっしり付いているのですが、手のひらを歩かせるとちいさな後ろ足のきゅぽきゅぽした触感がたまりません。
・カッコイイ触角
成虫になると蛾になります。
(昆虫界の家畜王なのでかぶれたりしません)
小さいのにその頭部には見事な一対の触角が顕れます。
めいっぱい異性のフェロモンを感じ取るため、
表面積を増やしたアーモンド型をしています。
その美しい造形を見ていると時を忘れてトリップしてしまいます。
と、webサイトのディレクション以外にも、こんな仕事もしています。
火星とシルクナゲットの繋がりについては以下のページをご覧下さい。
新宇宙食シルクナゲットを食べてみる!- 宇宙実験室 JAXAクラブ
※注意 弊社は普段から社内で蚕を育てたりしてませんよ。この時も2つの理由で、自宅で育てました。
1.ビジュアル的に不評なため
2.自宅の方が安全。昆虫なので殺虫剤ちょっと使うだけで簡単に全滅してしまう
オマケ
蚕はミツバチと並んで家畜化された昆虫で、加工された絹は日本の主力輸出品であった時代もありました。
さんざん研究されているので、飼い方のマニュアルは探せば簡単に見つかります。
ですが、問題はエサとなる桑の採取です。
最終的にシルクナゲット(食用)として飼う場合は添加物が入っている人工飼料(何が入っているか分からない)を使えません。飼育場所の近所に大量の桑の葉を取っても良い場所がある必要があります。
(幸い私の家は近所に大きな桑の木がありました)